アレルギーと修学旅行(宿泊学習)と事前準備

By | 2014年9月26日

アレルゲンって何?

アレルギーを起こす原因になるものを「アレルゲン」といいます。
食べ物の他にも、ホコリやダニ、カビ、花粉、ペットの毛やアカ、ゴム、金属、虫の毒、薬など様々です。

仮性アレルゲンって何?

もともと炎症を起こす成分が少し入っているもの。
体調が悪い時などは食べないまたは食べ過ぎないよう注意しましょう。

野菜の例:ほうれん草、なす、山芋、トマト、里芋、じゃが芋、えのきだけ、たけのこ
果物の例:キウィフルーツ、パイナップル、アボガド、バナナ、オレンジ、いちご

加工食品は原材料に注意

加工食品は原材料にアレルゲンが入っている場合があります。食品表示をしっかり確認しましょう。
コップに注ぐ自動販売機の飲み物など表示義務のない販売方法もあります。
アレルゲンにあわせてチェックしたいですね。

どんな症状が出るの?

食べたり、吸い込んだり、触ったりした後にすぐ症状が出る人と半日以上たってから出る人と人によって
症状の出方は異なります。
喘息:息が苦しい・咳がでる・胸が痛い・ゼエゼエヒューヒューといった音がする
じんましん:はれる・蚊にかまれたようなふくらみ・かゆみ
湿疹:カサカサ・ブツブツ・かゆみ・赤み・不眠
くしゃみ:くしゃみ・鼻水
結膜炎:目が赤くなる・目がかゆい
嘔吐:胸がムカムカする・吐いてしまう
下痢:ゆるいウンチがでる・腹痛
アナフィラキシーショック:顔色が悪い・息が苦しい・咳がでる・胸が痛い
全身のはれ・意識の低下・血圧の低下

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軽い症状がでたりちょっと変だな?と感じたときは
そんなにひどくないけれど、少し具合が悪い・いつもと何か違って変だな、でも軽い症状も繰り返したら
重症化するかもしれませんし、また重い症状の前兆かもしれません。
おかしいなと思ったときは静かに過ごしたり、早く寝て体を休めましょう。

現在の小学校は、宿泊学習や修学旅行前に事前調査等をします

一例)食物アレルギーに関するアンケート(アレルギー品目の有無他)
保険証の写し(封筒に入れて封をし預ける)
健康調査票(緊急連絡先と健康状態について質問や連絡)
健康観察(旅行1週間前に体温や排便等体調の変化の有無を記録)
修学旅行前健康診断(学校医による内科健診)
食材成分表の配布

アレルギーは重症度によっては、口から入る以外に

体験学習:そば打ち、乳しぼり、お菓子作りなど使うものによっては参加できない場合も
けむり:キャンプファイヤーやバーベキュー、花火をするときは、けむりのこない席やマスクの用意

といったこともあるかもしれません。

以前より、アレルギーの原因となる食材を使用している献立の変更などはできるよう変わってきていますが、実際症状の重いお子さんをもつ保護者の方の対応をみていくと、まずは学校や宿泊先と相談、対応の度合いによりお料理などは食べなれている・安心なレトルトや缶詰などを持参または郵送、宿泊学習の予習!と現地確認など事前準備万端です。

『みんなといい思い出がたくさんできた』
『みんなと一緒に宿泊学習・修学旅行に行けたことが嬉しかった』

そんな子ども達の声が聞こえそうですね。

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