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卒業式で袴を着る小学生の着付けは大丈夫?防寒対策は大丈夫?

地域や同じ市内でもずいぶんと差があるようですが、小学校の卒業式でも袴を着るお子さんが多い年少ない年と差もあるようです。娘さんから「○○ちゃんと一緒に袴を着たい!」といった声があったり、家庭で相談して学校の許可があれば着せたいなといった声だったりします。
でも注意したいのは、着慣れない着物を着て行動するので着くずれない着付けをすることと、所作(着くずれしない動き・行動)について子どもにしっかり伝えておきましょう。

 

卒業式で袴を着る小学生の着付けは誰がする?

着付けやヘアーアレンジは誰がしますか?
小学生の卒業式用袴は一度きりなので、レンタルをされる傾向にありますが、我が家では下の子にも着せる予定なので購入しました。下の子の卒業時に学校のルールが変わっていたら!!ということもありましたが、きっと大丈夫!と考えつつ(願いつつ)購入しました。

レンタルの多くは衣装一式を2泊3日など数日間借りて使い終わったら返却するというものなので、当日の着付けやヘアセットまでは含まれていません。だから卒業式の当日、どこで着付けやヘアセットしてもらえるか調べて予約しておく必要があります。

袴の着付けは、着物の着付けほど難しくないというものの、普段から着付けをしていない人間が着付けをすること、また保護者も卒業式に参列する支度で忙しいのであれば、近隣の美容院に予約を入れる方が安心です。「着くずれしない」が一番大事です。万が一学校内で何かあった場合、保護者が呼び出される可能性もあるかもしれません。落ち着いて保護者席に座っていられません。
また、何かあったら当日の卒業生や次年度以降の子ども達に迷惑がかかります。

ある市内の小学校で、今年は「袴ならOK」「上履きを履くこと」という連絡事項があったそうです。察するに昨年の卒業式で着物(袴以外の)が着崩れたとか草履でうまく歩けなかったなど問題があったのでしょう。

袴を着る人数うんぬんということより卒業式がつつがなく終わるという本来の目的が達成できなければ、袴を着ることができなくなってしまいます。

時間の心配がないのであれば、自宅で着付けるのも良いと思いますが、何回か着付けの練習をして間違いなく着つけられるようにしておきましょう。美容院でお願いする場合は、卒業式が始まる時間や学校までの移動時間なども考えて美容院と相談して予約を入れましょう。

美容院では、美容院のスタッフが直接着つける場合と着付けの先生を呼ぶ場合があり、営業時間内か営業時間外かで値段も違うので、インターネットや電話で事前に問い合わせをしましょう。
髪の毛のアップ、着付け代は美容院によって数千円の違いがあるので、どういう内訳か聞いておくと比較ができて良いですよ。

 

卒業式で袴を着つけた時の防寒対策は大丈夫?

着慣れない袴を着ていると、階段の上り下りやトイレもいつもと違います。裾や袖を上手に扱わないとあちらこちらが汚れて・・・ということも。だから、健康の面からもありますが、トイレに行く回数が増えないように式典会場での防寒対策もしていきましょう。

小学校の卒業式が行われるのは主に体育館。空調設備や防寒対策が整っていれば別ですが、卒業式が始まるまではつけていた体育館専用ヒーターも式が始まる前に消してしまうことがあります。

今年は雨や降雪、気温の変化がたくさんあったので、大勢のみなさんが寒い場合を想定して用意をされたかもしれませんが、直前まで気が抜けませんね。

袴は腰や脚が冷えがちです。袴の下にレギンスを履くなど、防寒対策を考えておく方がよいでしょう。例えば下のようなひざ下位のレギンスを履かせておけば、冷気を少しでも遮断してくれますよ。

 

 

また、上半身も温かいインナーを着ておくと安心です。
ただし、長袖のインナーだと、手を挙げた時に着物の袖口から見えてしまうこともあるかもしれません。七分袖くらいまでのインナーがおすすめです。
また衿元も着物から覗かないよう、襟ぐりの開きがやや広いタイプが良いですね。肌襦袢ではなくても大丈夫ですよ。

学校に確認は必要ですが、卒業式の登校時は草履やブーツでも構わないかもしれません。
ただし、草履の場合は本人が歩いて行くのか保護者が送るのか決めておきましょう。ブーツだったらすぐ脱ぎ履きできるサイドジップが間違いありませんね。卒業式の式典では、小学校の上履きか中学校の上履きがオススメです。
見た目より歩きやすさを優先しましょう。