小学生だと夏休みは選択課題の中に「自由研究」がありますね。
何をすればいいの?何を作ればいいの?
何かを調べてまとめようか・・・それとも、作品を一つ作ろうか夏休みのたびに悩みますよね。
学校によっては夏休み前に、自由研究キットのカタログをもらって来るけれど、キットでの作品は提出禁止。
キットだから材料も作り方もお膳立てしてあって世話はないですし、何かに取り組むきっかけにはなりますが、出せないのであれば違うものを作らねば。
そこで、参考の一つとして、子供たちが2年生と3年生の時、一緒に作った「ニュートンのゆりかご」の作り方や苦労した点などをご紹介します。
低学年向けの作り方なので、とてもかんたんですよ!
自由研究は工作で簡単~ニュートンのゆりかご
【基本材料】
・太めの針金(土台を作ります)
・ビー玉5個
・タコ糸
・テープ
基本はこの4つです。
でも、小学校低学年が針金で土台を作るには、左右のバランスが難しく、その手間をなくすため、今回は100均(100円ショップ)で最初から土台にできるものを選びました。
キッチン収納アイテムの折り畳みできる台にしましたが左右のバランスがとれていて、上部がタコ糸を吊り下げられるようになっていればOKです。
空き箱でも工夫すれば使えるかもしれません。
【作り方】
1:タコ糸の真ん中に、テープでビー玉を貼り付ける
2:土台にタコ糸の長さ、間隔のバランスを取りながらぶら下げる
たったこれだけの単純作業なのですが、ニュートンのゆりかごは、ぶら下げる紐と、玉の前後左右のバランスがきちんと取れていないと、うまく動きません。
大事なのは、ビー玉とビー玉の間隔は離さずくっつける。
紐の長さを同じにすることなのですが苦労した点がいくつかありました。
まず、ビー玉にタコ糸がなかなかうまくくっつかない!
最初はセロハンテープを用意していたのですがそれではなかなかくっついてくれないんです。
そこで家の中を捜索し、テープというテープを出してきて試しました。
結局一番よくくっついたのが「ビニールテープ」
今思うと、ボンドや接着剤などの方が良かったかな?!
でも、すぐ作ろう!簡単に終わらせよう!という考えから「ボンドにしたら、乾くまで時間がかかるから待っていられない。」
なんていう、せっかちな考え方がいけないのですね(笑)
次にバランスをとる。
紐を土台に取り付けるのに、結んでしまうと長さがなかなかそろわない。
ぶら下げた状態でそろえようとすると、紐の長さもビー玉の前後左右の列も崩れてしまいます。
そこで考えたのが、木の棒などを使いビー玉を並べる線路(台)を引くこと。
土台の真ん中に線路(台)を引き
その上にビー玉を並べることで、前後左右のバランスが簡単に取れます。
その状態でタコ糸をピンとはり、端と端を土台の上にテープで貼り付けます。
線路を取り除き、うまくカチカチ動くか試し
うまく動かない時は、どこかずれていないか確かめバランスを取っていきます。
【夏らしい飾り付け】
上で説明した状態で形としては完成していますが、このままでは見た目も寂しいので子供たちと飾り付けをすることにしました。
夏休みの工作なので、テーマは「夏」
「ニュートンのゆりかご ○○」といったように題名も考えました。
長男→「ニュートンのゆりかご:花火大会」
針金とモールで打ち上げ花火を再現、丸く切った厚紙に色ペンで花火を描き、ビー玉に貼り付けました。
次男→「ニュートンのゆりかご:星のおまつり」
折り紙で星形を作り、土台の角やビー玉に貼り付けました。
これで、完成です♪
我が家では、いつも子供と一緒に自由研究に取り組むのは母親である私。
不器用だし、いいアイデアもない。
子供の性格も考え、難しすぎるとほとんどの作業が「お母さん、手伝って~」となるし。
長時間かけると飽きてしまうので、工作の本などを図書館から借りてきて、低コストでできそうなものを選び、代用品を使って簡単に作れるものに決めるようにしています。
ニュートンのゆりかごは、作るという工作作業だけでなく「振り子の原理」を学ぶこともできるので、それについてまとめ、作品と一緒に提出するのもいいと思います。
我が家のこのニュートンのゆりかごは、学年の代表作品に選ばれ、展示されました。
上記で紹介した方法でなくとも、アイデア次第ではもっと上手にできるのではないかと思います。