初午の由来とお供え物って?

By | 2015年1月16日

お稲荷さんと親しまれている稲荷神社。
初午の日には、稲荷神社で大祭が行われます。
稲荷神社は全国で約3万社あるといわれていて、その中の総本宮が京都市にある伏見稲荷大社です。

 

 

初午の由来は?

2月の最初の午の日を「初午」といい、伏見稲荷大社(京都市)の神様が和銅4年(711年)に稲荷山におりてきたとされています。
祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)で、五穀をつかさどる農業神です。その年は五穀豊穣に恵まれ、百姓は豊かな福を得たと伝えられています。

昔は旧暦だったので、初午が節分前にくることはなくもう少し暖かくなってから(2月下旬から3月中旬頃)でした。
現在は新暦で2月の最初の午の日をいいます。
今年は2月11日(水曜日)が初午です。旧暦では3月31日(火曜日)になります。
初午の日は毎年変わります。

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初午のお供え物は?

稲荷は稲なり(稲が実った)という言葉が変化した言葉と言われています。
きつねは春になると山からおりてきて稲に被害をもたらすネズミをたべることから田の神のつかいまたは化身といわれていて、全国にある稲荷神社で、きつねの好物とされている稲荷ずしや油揚げ、初午団子、野菜などを奉納して豊作を祈るお祭りが行われます。

しかし、稲荷大神様の使いとされるきつねは野山にいる野生のきつねとは違い、神様のお使いを意味する眷属(けんぞく)といわれる透明で目に見えない白狐(びゃっこ)と呼ばれるきつねです。

 

稲荷神社のご利益は?

朝廷が国の安泰や五穀豊穣、天候不良による雨乞いや止水を祈願したという記録が残されています。
それが現在では商売繁盛、交通安全、家内安全などの信仰をあつめています。

全国の稲荷神社で行われる初午大祭では、眷属札や火防札をもとめる参詣者、また伏見稲荷大社では社頭で参拝者にしるしの杉が授与されるなど、各種奉納行事等が行われます。
新暦で行われる神社、旧暦で行われる神社ありますので近隣の稲荷神社の祭礼日程を確認して足を運んでみてはいかがでしょうか。

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