門松の歴史と由来、門松の材料と作り方は?

By | 2017年12月25日

以前、児童センターで子どもを対象にしたしめ縄飾り教室があったんですね。
一部手助けはしたものの、それ以外は子供が作りました。
なかなか手作りのお正月飾りは素敵ですね。
今回はNPO法人の方の活動で門松の作り方を教えてくれると知り参加してみました!

 

 

門松の歴史~門松にはどういう意味があるの?

門松はお正月飾りの中でも最も重要と言われています。
お正月飾りには「門松」「しめ飾り」「鏡餅」がありますが、門松には歳神様(年神様)がそれぞれの家に訪れるための依代(よりしろ)=玄関口とされているからです。

歳神様というのは、歳徳神(としとくじん)とも呼ばれていて、山からやってきて、その年の家族の健康やお店の商売がうまくいくよう見守ってくれたりするのです。お正月は歳神様が地上に降りてくる時期なのです。

 

門松の由来~門松の主役は松

門松を見た時、竹が目に入りますよね。
でも主役は竹ではないんですよ。
松飾りともいわれていますが、竹の周りにある松が主役で、古くから色枯れしない緑色の松は長寿の象徴とされてきました。
松だけでも歳神さまをお迎えするにあたって問題はないということですね。
歴史的にも古く、その起源は平安時代ですが、室町時代に竹が江戸時代に梅が取り入れられたそうです。
竹はすくすく伸びる生命力が松と同じように昔からめでたいものとして使われています。

 

門松の材料を選ぼう

門松は左右3本ずつ、3本のうち後ろの1本が長い竹、前の2本が少し短い竹を組み合わせます。
門松の芯となる竹は全部で6本必要です。
この時選ぶ竹は同じ色合いの、できるだけ同じ太さの竹を選ぶか真ん中の後ろにくる竹を太いものにします。

 

他に松の葉、梅、南天、松ぼっくり、ユズリハ、水引き、子どもと作るなら折り紙やシールで飾る方法も可愛らしくて素敵です。

 

松の葉は日にちが経つうちに葉が広がってくるので、飾りつけをするときは葉が閉じているもので大丈夫です。松ぼっくりはそのままでも良いですが、色付けして竹ひごなどをつけて飾れますよ。

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門松の作り方

①左右の一番長い竹を2本選び同じ長さに切ります。
今回は長さ(高さ)50cmで切りました。

 

 

残りの竹4本を切ります。
後ろにたてる竹の斜面より高くならないように長さを確認しましょう。

 

 

 

②竹を磨きましょう。
竹が汚れているなら固く絞った濡れ雑巾で拭き、竹の裁断部等は紙やすりで磨きましょう。

 

 

③竹を組み立てます。
正面から見て斜面が見えるように竹を3本並べて輪ゴムで仮止めします。輪ゴムでなくても仮に固定して外せるものなら大丈夫です。
黒シュロなわを三重巻で二カ所結わえて、麻テープを巻き、わら縄を三重にし正面で男結びします。袴にした麻テープの巻きはじめと巻き終わりはガムテープでとめてあります。
男結びは解けにくいので、門松の他に垣根や矢来でも見られる結び方です。

 

 

 

 

④飾りを作り仕上げましょう。

 

 

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